統計解析で明らかになりつつあるイラン大統領選の不正
イラン大統領選の投票に大きな不正があったということが統計的な解析により確かめられてきている。
現在自分でも空き時間をみつけて、以下の解析結果を追試しているので、それができたら自分のブログの方でレポートしようと思う。ここではクイックルックを。
まず、Michigan大の”Election Forensics”で有名なWalter Mebane氏は、自身が以前から提唱してきた、投票結果の二桁目がBenford’s lawに従うかどうかをチェックすることで投票の異常性を検知する解析をしたところ、投票結果に不正は認められないとしていた。しかし、別の解析方法:外れ値解析をしたところ、明らかにアフマディメジャドに過度に偏っている投票結果を持つ地域が多くみられたことで、件の投票には大きな不正があった可能性があると結論づけた。
http://www.umich.edu/%7Ewmebane/Iran2009_18jun2009.zip
また、ニコラス・コペルニクス大のBoudewijn Roukema氏は、各地域で行われた各候補の投票数のうち7で始まる数字のカウントが通常のBenford’s lawで予想されるカウントより異常に高く、これは統計学的な出現回数を超えた事象であるという解析結果を示し、やはり件の投票には系統的な不正があった可能性があると結論づけている。
http://arxiv.org/abs/0906.2789
このように、イラン大統領選の投票には、自然の状態で行われた投票に比較して、明らかにおかしな操作が行われているという疑いが濃くなっている。